クリニックの施策運用において重要なKPIについて
2022/03/02
2022/03/02
こんにちは。
株式会社Laxmiの青木です。
弊社のブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
本日は、クリニック様への集客数や売上UPに欠かせないKPIについて詳しくご紹介させていただきます。
KPI(ケーピーアイ)とは
広告の打ち合わせをしているとKPIという言葉を耳にすることはありませんか?
KPIとはKey Performance Indicatorの略で、重要業績評価指標のことをいいます。重要業績評価指標というと、とても難しく聞こえますが問合せ数や来院数、広告運用における一人当たりの獲得単価(CPA)など、貴院とパートナー会社との間で定めた定量的な指標のことです。
このKPIが定まっていないと、施策がうまく進行できているかいないかの判断が難しいので、契約をする前に必ずKPIのすり合わせをしましょう。
売上をKPIにすることは難しい?!KPIとKGIの違いについて
基本的に、クリニック様は売り上げをあげる目的で施策をはじめられます。しかし、売り上げをあげるまでには、問合せ数を増やしたり、メールの返信や電話対応のスキルを上げて来院につなぐ率をあげたり、カウンセラーさんのトークを磨いて、受注率や受注単価を上げるなどの各ステップでの改善が必要です。つまり売り上げをあげるためには、WEB会社だけの力では達成することはできず、貴院の協力が必要不可欠といえるでしょう。
そのため、売上はKGI(ケージーアイ/ Key Goal Indicatorの略)という最終の重要業績評価指標に定め、KGIを達成するための中間目標としてKPIを定めるのが一般的です。
KPIの設定方法
KPIは中間の重要業績評価指標、KGIは最終の重要業績評価指標ということはご理解いただけたかと思いますが、この章ではクリニック施策におけるKPIを施策別にご紹介させていただきます。
運用型広告(リスティング広告/SNS広告)
運用型広告においては、CPA(シーピーエー)と呼ばれる広告経由の一人当たりの獲得単価をKPIに定めることが一般的です。稀にクリック単価(CPC)やクリック率(CTR)などの指標をKPIにするWEB会社もありますが、運用型広告の場合はCPAを指標に運用することがおすすめです。
SNS運用代行
SNS運用の代行を依頼する際は、フォロワー数やフォロワー数に対する投稿のいいね獲得率などをKPIに定めます。なお、SNS運用は効果が見込めるまでにある程度の時間がかかる施策ですので、3ヵ月や半年、1年などステップごとにKPIを定めることが大切です。
ホームページ制作
ホームページ制作におけるKPIを定めることは非常に難しいです。その理由は、デザインやコンテンツなどの良し悪しが主観で決まることが多いからです。ホームページの公開後にコンサルティングの相談ができる場合は、UI/UX(見た目ではなく、調査データや分析によってデザインや使い勝手の良さを追求すること)を相談することができますが、貴院の好みでないデザインであってもユーザーニーズが高い場合もあるので、良し悪しの判断をすることは困難と言えるでしょう。
納得のいく制作物が完成するように、制作途中で希望に合っているデザインやコンテンツかをしっかりと確認してください。また、予定通りに制作が進んでいるかもKPIの1つです。発注をする前に、納得のいくKPIであるかのすり合わせをすることが重要です。
SEO/MEO
SEOやMEO対策のKPIは、WEB会社によって異なりますが、毎月の記事数や定めた期限までに特定のキーワードで〇位以内を狙いますなどの順位をKPIにするケースが多いです。なお、基本的に順位はお約束できるものではありません。貴院と同様、他のクリニック様や企業も同じキーワードで対策をしているため、運用状況は常に変動します。SEOはいつまでにという施策ではなく、上位表示できるまで運用を続けることが成功の秘訣と言えるでしょう。
一部のSEO会社では、上位表示された場合のみ成果報酬で費用を支払う成果報酬による支払いを導入している会社もあります。しかし、今のSEOのロジックを考えると記事更新のほかに、施策別の記事の修正やタグの変更など実作業を実施しないと上位表示は難しいです。もしくは、何も対策をしなくても上位表示が狙えるキーワードの可能性も考えられます。このような理由から、成果報酬によるSEOは一見魅力的に感じると思いますが、弊社としては推奨しておりません。
【まとめ】KPIの管理とマネジメントは貴院主導がおすすめ!
KPIの管理やマネジメントは一般的にWEB会社が主導で行います。しかし、貴院専任の担当者でないかぎり、同時に複数の企業案件をディレクションしていることが考えられます。
・月に1回など定めた期限に、レポート報告があるか
・目標と実数値が乖離している場合の改善策が用意されているか
・運用計画のもと進行できているか
・デザインやコンテンツなどの質が担保できているか など
優秀なディレクターであればある程度安心できますが、念のためにもこれらの点が行われているか、貴院でも必ず確認してください。任せっきりや頼りすぎは注意が必要です。
当社では、しっかりとKPIを定めその目標に向けた運用を心がけております。今実施の施策に効果を感じられない、集客に有効な施策を知りたいなどの悩みがある方はこちらのフォームより、LINEからのご相談をご希望の方は、下記のQRコードからお気軽にご相談ください。